ファイテン株式会社は1983年創業、京都府京都市に本社を置く医薬部外品、化粧品、スポーツ関連商品などを販売する会社です。
有名な商品は「RAKUWAネック」というネックレスと「チタンテープ」ではないでしょうか。
「アクアメタル」という金属をナノレベルで水の中に分散する「水溶化メタル技術」で特許を取得し、ファイテン独自の「アクアチタン」「アクアゴールド」などの製品を展開しています。
商品展開は長い間「アクアチタン」という技術が中心的でしたが、近年の商品展開は「METAX」(メタックス)という複数の金属を水溶化した技術が主流になってきています。
私が最初に購入した商品は「RAKUWAネック X30」というモデルでした。
約10年ほど前に中古で購入した「ファイテンの謎」という本を読んでからは、定期的にファイテン商品を購入するようになりました。
こういう製品は「インチキ」と決めつけられることも少なくないと思いますが、「体の調子が良くなった」「よく眠れるようになった」「片頭痛が減った」という人も実際、私の周りにいます。
また、ファイテンってなんなの?という人も多いと思いますので、本に書かれている内容を簡単に紹介します。
創業者であり代表取締役を務める平田好宏氏は、30歳の時にファイテンを創業
平田社長は、もともと料理人で修行時代に体に無理がきて倒れ長期入院をすることになる。診断結果は「多発皮膚筋炎」という膠原病(こうげんびょう)
入院生活に入り自分の症状の説明に納得がいかず、医学書をひもといて自分で病気のことを勉強し始める。
平田氏の場合は、発病状態が非常に緩く血液中の自己抗体の数値では、失明するくらいの重篤な症状が出るはずなのに、そうでもなく、ステロイドを投与されて髪の毛も全部抜けたりした。
結局、治療を続けても自己抗体の数値が下がらず、薬は効いてないと判断し思い切って薬をやめたら炎症が治まっていった。
そんな体験をして、その後、料理人に戻ったが自分の病気が治ったことに対する興味が捨てきれず料理人をしながら療術師のライセンスを取得し、治療院を開いた。
※療術師とは、カイロプラクティックや整体の資格
平田氏の治療院では「生体電気」に注目した治療を行っていく。体の中からもれる微弱電位を測定して行う治療とのこと。
自身の経験から、病気を治すには「ホームケア」が絶対に大事だという確信をもち「生体電気」を安定させれば治癒力が上がるのではないか、と考えた。
人体というのは、動いてる以上、電波を発しているもので、その電波を測定すれば、その臓器の状態はわかる。人間ドックなどで体のさまざまな部位にセンサーをくっつけて、モニター画面にデータを映しだすのが、まさにそういうことなんだそう。
そこで平田氏は、体の調子が狂えば生体電気が乱れるのであれば、生体電気のほうを整えることで体の不調が改善できるのではないか?と考えた。
生体電気を整える素材を片っ端から試していくと、超電導の研究で「ボツ」とされたセラミック素材に効果の出るものがあったが、高価な素材のため製品化ができなかった。
その後も必死で考え、いろいろ試し「生体電気を整える」物質を製造した。それがファイテン独自の加工を施した金属とのこと。
最初は石英ガラスにクロムの金属が微量混ざっているものを素材にした。
おもちゃの素材で、オパール色をした半球体を仕入れて自宅に作った装置で加工して、それをビンに詰めて患者に売っていた。
次に、マダガスカルの水晶を素材にして商品を作る。そして、次にチタンを使った製品に行き着く。
チタンに行き着いた理由は汎用性で、純金やプラチナでも効果は出るが素材が高過ぎて、手頃な値段でたくさんの商品が作れないから。
チタンは、価格も比較的安く金属アレルギーが1番少ない金属というのが決め手となった。(身に付けることが前提だから)
はじめはチタンを微細な粉末にして、ミクロン単位にして使っていたが、商品の多様性を考えたときに繊維の中に入れることができれば非常によいなと思いつく。
粉の状態ではダメで、チタンが水に溶けないことを知らないまま、チタンを水に溶かすことを社内の開発センターに指示する。
そのうち開発センターの職員から「溶けました」と報告を受け特許申請を出し、無事に特許が通った。
ブレイクするきっかけは患者さんで、最初は売ろうという発想がなかったため、できた製品を患者さんに貸していた。
膝が痛いとか腰が痛いという方に、石英ガラスの玉でできた製品を「ピップエレキバン」みたいに絆創膏で貼ってもらった。
貼る場所については、平田氏が生体電気の流れを測定して「そこに貼ったらいいよ」と石英ガラスの玉を貸していた。
「これ、効くなあ」という話が広がっていき、奥さんが持っていたのをご主人が気に入ったりすることもあって、「分けてもろうてきてくれ」と言われるようになった。「売ってほしい」と、そこではじめて値段をつけて売った。(12粒入りで1万5千円)
これが信じられないくらい口コミで売れた。そこで治療院を開いてるどころではなくなり、こういう製品を作って売るのが仕事になった。
「調子がよくなった」という人が多く、口コミでどんどん広がっていった。そして、その口コミがスポーツ界へも到達することに。
スポーツ界へ進出するきっかけは、滋賀県の八幡商業高校野球部の実験だった。口コミで野球部の関係者が製品のことを知り、故障した選手に製品を貼ることになった。
監督がノックをはじめると故障しているはずの選手が、不思議なくらい調子よく動く。捕れない場所に打った球が捕れるようになり、貼った製品をはずしてノックをすると、今度はノックが捕れない。また製品を貼ると球が捕れる、と不思議なことが起きた。
八幡商業野球部のケアをきっかけに、いろんな学校を紹介してもらい、当然卒業生にも広がり、プロ野球の世界に広がっていった。
プロ野球の世界に広がったとき、商品の素材は水晶に変わっていた。当時、読売ジャイアンツの選手の間で水晶のネックレスが流行ったのがファイテンの商品で、ファイテンの特別な加工がされた水晶だった。
ところが「水晶ネックレスが効く」という風に世間に広がり水晶ブームが起きた。
素材が石英ガラス→水晶→チタンに変わっても基本的な加工法は変わっておらず「加工により物に変化をもたらす科学的な技術」ということ。
素材としては、水晶の次にチタンに移行していく。タンクのような装置の中にチタンを入れ、水素ガスと酸素ガスをノズルで当てて爆発を起こすことで、ごく一部が水の中に混ざる。この辺のノウハウは企業秘密である。
そして、この技術によりチタンを水に溶かすことに成功し、アクアチタンが誕生する。(プラチナや金も同じ技術で水溶化している)
結合しないはずの水の分子と金属の超微粒子が結合するにはチタン粒子の表面に「くせ」を持たせるとのことで、その「くせ」がファイテンの特別な加工技術であり、物性を変化させるような加工をかける。しかし、その加工による変化は科学的には解明されてなく、現代のエネルギー科学で使う電磁力、磁力、放射線の類いに変化が及んでるわけではない。
特別な加工をした素材が物性を変化させ生体電気を変えることは、わかっていて測定も可能である。生体電気をチェックする機械には、ロシアで開発された「GDV」という機械を使い、この機械は科学的な研究文献も存在している装置とのこと。
この装置で見ると健康な人の余剰電気はオーラのように強く光り出して見え、別の測定機器も使って、さまざまな素材を試し効いた効かないという声を結びつけ、データを蓄積していく。
そのような実験を繰り返し「この測定機器でこのパターンが出るから、この商品はよく効く」というのがわかるようになった。また、科学的な検証を積み重ねた結果、加工の方法を進化させることができ、コストダウンにもつながった。
生体電気は「電磁波」であり、ファイテンの商品の効果は生体が発する「電磁波」への影響という形で目に見える。しかし、ファイテンのネックレスそのものは電磁波を発しているわけではない。
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「メジャーリーグでファイテンの製品を使っている選手がいる」という話を耳にして、まずその人たちに商品を渡したり紹介してもらったりして、徐々にメジャーリーグで広がっていった。
多くの選手がネックレスをするようになり、МLBの幹部も気になったことがきっかけで、結果的にネックレス、ブレスレット、テープがМLBオーセンティック・コレクションに認定されることになった。
ファイテン製品ってどういうものなのか!?という部分が第一章を読むと何となく理解できます。(はっきりはわからない)
たまにファイテンのネックレスを「磁気ネックレス」と混同されてる記事を見ますが、初期のファイテン製品に磁気ネックレスはラインナップされていませんでした。
「ファイテンの謎」が出版された2009年頃にも、ファイテン製品のラインナップに磁気ネックレスはなく、当時は平田社長も磁気の効果について本の中で「私から見ると不思議だ」と言ってます。(磁気の効果を否定しているわけではない)
現在は、磁気を使ったシリーズのラインナップも充実しています。
ファイテン製品の効果は、企業秘密の「加工」にあるようです。
特許を取得した「水溶化メタル」の技術+企業秘密のファイテン加工(ファイルド加工)で、健康をサポートする商品を展開し独自の研究・開発を繰り返し、現在に至っていることがわかります。
プロ野球の世界まで「口コミ」で広がり、メジャーリーグに認定されるまでになったことが凄いことだと感じます。
アスリート達がなぜファイテン製品を愛用するのか?
第ニ章では、ファイテンを愛用する一流アスリートとの対談として、女子マラソンの高橋尚子選手、プロゴルファーの片山晋呉選手、フィギュアスケートの荒川静香選手、Jリーグサッカー選手の中村憲剛選手、プロ野球選手の金本知憲選手の5名が紹介されています。
ここでは、高橋尚子選手と片山晋呉選手の2名のコメントを簡単に紹介します。
高橋尚子選手とファイテンの関りは、世間にも良く知られている。個人チームである「チームQ」を立ち上げて活動を続けてきたが、そのスポンサーがファイテンである。
「ファイテンがスポンサーなのだから、高橋尚子がファイテンを持ち上げるのも当然だ」と思われる向きもあるかもしれないが、高橋尚子選手がファイテンの製品を使い始めたのは、彼女がまだ高校生のときだった。
最初に使ったファイテン製品はクリームで、塗ったあとに何とも言えないホワンと包まれた感じがし筋肉が柔らかくリラックスした感じになったという。
高橋尚子選手は、ファイテン初期のヒット商品である水晶ネックレスも持っていて、学生の頃にどうしても欲しくなりお金を貯めて買った。
その後、彼女は「RAKUWAネック・エアー」という商品開発にも携わっており、「自分で実感を得られないものは、絶対に宣伝しません。究極の状況で確かな感覚を得られると、その瞬間にそういう製品は手放せなくなり、ファイテンのネックレスやクリーム、ローションというのは、アスリートにとってそういう製品なんです」とコメントしている。
片山選手はおそらく「群を抜いた」非常に「コア」なファイテンユーザーである。
最初に身に着けた商品は、水晶のネックレスで片山選手が使い始めた直後くらいに、ジャイアンツの選手に広がり水晶ブームが起こった。
最初に商品の紹介を受けたとき「本当に効くのかな?」という思いはあったが、実際に身につけてみると、何がしかの実感があった。水晶のネックレスから入って、それからは段階的に新しいものが出ると試していき全身ファイテンまみれの生活なる。
ゴルフは頭を使うゲームなので、少しでもリラックスできて考えることの内容がよくなればいいな、と思い帽子の内側にファイテンのテープを貼ったりネックレスを丸めて帽子の中に入れてかぶったりしている。
「何が違うの?」って言われて、はっきりと「こうこうこうで、ここが違います」と言えるものではないが、怒る回数はちょっと減ったという。
試合中も、頭の先から爪先までファイテンというのが片山選手にとっては普通のことで、家のベッドにもファイテンのマットレスを使い、シーツなどのベッドリネンも、バスタオルもシャンプーも全部ファイテンのものを使っているため、普段は何がどう効いてるんだかわからないが、例えば出張などでファイテン製品がない環境に身を置くと、すごく差を感じるとのこと。
ファイテンの商品を人に紹介したりして感謝された経験も多く、航空会社のキャビンアテンダントの方にファイテンのストッキングを勧めたとき「脚のむくみがすごく減った」と、ものすごく感謝されたこともある。
「実力というのは、常に100%発揮できるわけではないんです。ただ、ファイテンの製品を身につけると、パフォーマンスを100に近づけやすくなる。僕はそう思います。」とコメントしている。
5名のアスリートとの対談でわかることは、どの選手もはっきりとした効果はわからないけど「なんか効いてる気がする」という感覚でファイテン製品を愛用しており、荒川静香選手の場合は頭痛になるほどの肩こりの持ち主だったが、ファイテンのネックレスを付けていると「肩こりが緩和されるかな」という感覚があるそうです。
金本知憲選手の場合、「金本モデル」というネックレスが存在しているにも関わらず、効果について聞かれると「効いてるのか効いてへんのか、そんなんようわからん(笑)。そんなん、はっきりわかるようなもんとちがうなぁ。」と、面白いコメントをしています。そして、「ビタミンCだって風邪薬だって、僕ら別に『あ、今、治ってきてる』という感覚を感じるわけじゃないけど、結果として効くわけだから飲む。ファイテンの製品も、そういうのと同じかもしれへん」とのこと。
はっきりとした効果はわからないけど、トップアスリートたちから愛用されてる製品なんだということです。
また、初期のヒット作である水晶のネックレスは、現在(2023年)でも製品ラインナップに存在しており、トップアスリートも愛用していたロングセラーモデルで、何か特別な存在のように感じるのは私だけでしょうか?
もともと料理人だったファイテン創業者の平田社長、自分自身の難病治癒の体験がファイテン製品の開発をするきっかけになった。
治療院での経験で「生体電気」というものの乱れで体調不良が起きると考えた。企業秘密の特別な加工で物性に変化を与えることで生体電気を整える製品が完成した。
石英ガラス→水晶→チタンと素材は変化していった。
生体電気を整えるための物質を研究した結果、チタンの汎用性に注目し水に溶かすことを考える。
研究の結果、チタンを水に溶かすことに成功し特許をとる。(アクアチタン)
ファイテン製品は、口コミで広がり高校野球→プロ野球→各種スポーツ界→メジャーリーグと世界のアスリートたちに愛用されるようになった。
はっきりとした科学的根拠はないようだけど、「なんか効いてる」という感じで現在も愛用者が多いと考えられます。(私も、その一人)
今回の記事は、ここまでです。
ファイテン製品の購入は公式サイトが安心です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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