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この記事では、私も１０年以上愛用している「ハクキンカイロ」について書いてます。
ハクキンカイロとは
１９２３年（大正１２年）に創業の大阪府大阪市西区に本社をおく「ハクキンカイロ株式会社」が製造、販売する使い捨てないカイロ（懐炉）
懐炉とは、発熱体や蓄熱材などを内蔵して身体を暖めるものです
懐（ふところ）の炉（ろ）ってことか！
１００年の歴史があるハクキンカイロですが、意外と知らない人も多いのではないでしょうか？
プラチナ（白金）の触媒作用をカイロに応用した製品で、世界中の人に昔から愛されています。
※ちなみに「プラチナ」は、白金と書きますが「ホワイトゴールド」は、金（ゴールド）に他の金属を混ぜた物なので「プラチナ」と「ホワイトゴールド」は全く別の金属です。
特徴
- ハイパワーで低燃費（使い捨てカイロの約１３倍の熱量、２５㏄のベンジンで最大２４時間使用可能）
- 使い捨てず、繰り返し使えるエコなカイロ（消耗品の交換は数年に１度必要）
- ２０１２年に公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン・ロングライフデザイン賞のロングライフ賞を受賞
- 環境にやさしい（気化したベンジンは、炭酸ガスと水に分解される）
- 「ゆるキャン」というアニメに登場してから、若年層にも近年人気があるらしい
- 昭和３７年に「南極観測隊」に携帯されたことも有名
種類
ハクキンカイロの種類は、「スタンダード」「ジャイアント」「ミニ」の３種類が販売されています。（２０２３年現在）
以前は「金色」の高級タイプが公式サイトで販売されていたけど、現在は販売されていません。
ハクキンカイロ STANDARD
出典：ハクキンカイロ株式会社
スタンダードなタイプで、最大２４時間保温可能（デジタル製品ではないので、新品時と経過年数などによって発熱量や使用時間は、どのモデルも一定ではありません）
- size 68×101×15（ミリ）
- 付属品 本体（火口含む）、袋、説明書、カップ（ベンジンを入れるもの）
- 点火方法は、マッチやライターを使用します（燃えるわけではない）
ハクキンカイロ PEACOCK GIANT
出典：ハクキンカイロ株式会社
ジャイアントボディーなタイプで、最大３０時間保温（ネット販売のみ）
- size 70×110×20（ミリ）
- 付属品 本体（火口含む）、袋、説明書、カップ（ベンジンを入れるもの）
- 点火方法は、スタンダードと同じです
ハクキンカイロ mini
出典：ハクキンカイロ株式会社
コンパクトタイプで女性にもお勧めなモデル、最大１８時間保温
- size 58×87×13.5（ミリ）
- 付属品 本体（火口含む）、袋、説明書、カップ（ベンジンを入れるもの）
- 点火方法は、スタンダード、ジャイアントと同じです
番外編（Zippo ハンディウォーマー）
ハクキンカイロのOEM製品としてZippo（ジッポー）ブランドのカイロも存在します
昔は、シルバー一色しかカラー展開がありませんでしたが、現在は「ブラック」や「オレンジ」などのカラーがあるようです。
大きさや使用方法は、ハクキンカイロ スタンダードとほぼ同じです
使用感
スタンダード、ミニ、ジッポーハンディウォーマーの３種類を所有しているので、レビューします。
スタンダード
最初に買うなら、やっぱりこれ！って感じの定番モデル
使い捨てカイロと違って、使用するまでに少し手間がかかりますが、実際、使い捨てカイロより暖かく、使えば使うほど愛着も湧いてくる逸品だと思います。
最大で２４時間の保温が可能なので、ベンジンの量を調節することで夜までとか昼までとか調節できるところも◎（使っていくと「これくらいで、このくらいもつ」というのがわかってきます）
腰痛持ちなので、ズボンの腰の部分に挟み込み使用すると血行もよくなり、いい感じになります。
１０年以上使ってると中の綿も、こんな感じです。（ピンボケですみません）
昔、冬の暖房器具をこれ一つで過ごした人のブログを見たことがある。
私には無理です
ミニ
早朝から夜まで使いたい場合、これに最大量のベンジンを入れると丁度いい感じ。
コンパクトなタイプなので、ポケットに入れても邪魔になりません。
個体差があると思いますが、我が家の物は、スタンダードタイプより「熱く」保温時間が規定値より短くなる気がします。（１８時間もたないことが多い）
例えば、ディズニーランドに早朝から行く時に「閉園までもつ」と思っていたら、もたなかった、、ということがありました。
※使用するベンジンや環境によっても変動すると思います。
Zippo ハンディウォーマー
ハクキンカイロより温度が低く、あまり暖かく感じなかったため使用頻度は少ないですが、温度が低い分、使用時間は規定値より長く使える。（個体差なのか仕様なのか不明）
ハクキンカイロと比べると、本体金属の素材が安っぽく見えます。（明らかに違う素材なんだけど、真鍮ってことに変わりはなさそうで、塗装（メッキ）とかが違うのかな！？）
ただ、私が所有しているモデルは１０年以上前のものなんで現在は改善されているかもしれません。
燃料（ベンジン）
燃料（ベンジン）は、メーカー推奨のものを使いましょう。
昔は「ハクキン」ブランドのベンジンがあったと記憶していますが、現在は公式サイトで「エビスベンジン」と「NTベンジン」が販売されています。
Zippoハンディウォーマーは、ジッポーオイルが推奨されています。
ジッポーオイルは、カイロ用ベンジンと比べると高額なので私は使用していませんが、「ジッポーオイル」はコンビニで売ってることが多いので、緊急時には「有り」です。
まとめ
１００年の歴史があるハクキンカイロ、使い捨てカイロとは違って手間がかかるカイロですが、環境に優しく使うほどに愛着も湧いてくる逸品だと思います。
冬場のアウトドア（釣りなど）でも大活躍間違いありません！
ベンジンの匂いが気になる人には、お勧めできませんが良い物を長く使いたいって人に、ハクキンカイロはお勧めです。（所有する喜びがあります）
昔から現代まで愛され続けている物は、本当に良い物が多いですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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